「副業を始めたいけれど、具体的に何をしたらいいかわからない」という方におすすめなのが、配当金を得る投資です。株を保有しているだけで企業から利益の一部を現金で受け取れるこの投資法は、副収入を得る方法として手軽で安定的です。
今回は、投資初心者でも取り組みやすい配当金投資について、具体的な手順やおすすめ銘柄、そして注意点を分かりやすく解説します。この記事を読めば、配当金投資がどれほど簡単で得する方法かが理解できるでしょう。
目次
配当金とは?
配当金とは、企業が利益を株主に還元する形で支払うお金のことです。株を保有しているだけで受け取れるため、特別な作業や知識は必要ありません。これが配当金投資の最大の魅力です。
配当金の具体例
たとえば、以下の条件で計算してみましょう:
- 株価:1株 1,000円
- 年間配当金:50円
- 保有株数:100株
この場合、受け取れる配当金は以下の通りです:
50円 × 100株 = 5,000円(年間)
株価が上下しても、株を保有している限り毎年5,000円が得られます。
配当金投資が副業に最適な理由
1. 本業に影響を与えない手軽さ
株を購入して保有するだけなので、時間や労力をほとんど必要としません。仕事が忙しい方でも始められるシンプルな副業法です。
2. リスクを抑えながら収入を得られる
株価が下落しても、配当金を受け取り続けることで損失を緩和できます。また、配当金を再投資することで資産を効率よく増やせます。
3. 少額から始められる
配当金投資は、数万円程度から始められます。たとえば、株価が1,000円台の銘柄なら、1万円あれば10株購入可能です。さらに、NISA(少額投資非課税制度)を使えば配当金が非課税となり、手取り額を増やせます。
具体的な配当金投資のステップ
ステップ1:投資目標を決める
配当金投資でどれくらいの収入を得たいのか、目標を明確にしましょう。目標が具体的であればあるほど、計画が立てやすくなります。
具体例:目標設定
- 短期目標:**年間6万円(月5,000円)**の配当金収入を得る。
- 長期目標:**10年間で年間12万円(月1万円)**の配当金を得る。
ステップ2:必要な資金を計算する
目標を達成するために、どれだけの資金が必要か計算してみましょう。
具体例:年間12万円(月1万円)の配当金を得たい場合
配当利回り4%の銘柄に投資すると仮定:
必要投資額 = 12万円 ÷ 0.04 = 300万円
少額ずつ積み立てていけば、この目標に近づけます。たとえば、毎月3万円を投資すれば、8年半で目標を達成できます。
ステップ3:証券口座を開設する
配当金を受け取るには証券口座が必要です。初心者でも使いやすい証券会社を選びましょう。
おすすめの証券会社
- 楽天証券:ポイントを使った投資が可能で、初心者に人気。
- SBI証券:米国株や高配当銘柄の選択肢が豊富。
- マネックス証券:分析ツールが充実しており、使いやすい。
特に、NISA口座を開設すれば、配当金が非課税となり手取り収入を増やせます。NISAは少額から始められるため、初心者にとってもハードルが低い選択肢です。
ステップ4:銘柄を選ぶ
次に、配当金を受け取るための銘柄を選びます。以下のポイントを基準に選びましょう:
- 業績が安定している企業。
- 3~5%以上の安定した配当利回りを提供している企業。
- 配当実績が長い(減配が少ない)。
具体例:おすすめの高配当銘柄
日本株
- 三菱商事(配当利回り4~5%):総合商社としてエネルギーから食品まで多岐にわたる安定収益が魅力。
- JT(日本たばこ産業)(配当利回り6%以上):生活必需品に関連し、不況時にも強い銘柄。
米国株
- コカ・コーラ(配当利回り3~4%):60年以上の連続増配実績を持つ安定した企業。
- P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)(配当利回り3%程度):日用品メーカーとして安定的な収益を誇る。
ステップ5:株を購入して保有する
証券口座を使って銘柄を購入します。株価が一時的に下落しても、慌てず長期保有することを基本としましょう。配当金を受け取り続けることが重要です。
ステップ6:配当金を再投資する
受け取った配当金はそのまま新たな株の購入に充てると、資産が複利効果で増加します。これを配当再投資といい、長期的に見ると非常に効果的な方法です。
具体例:配当再投資のシミュレーション
- 初期投資額:50万円
- 配当利回り:4%
- 年間配当金:50万円 × 4% = 20,000円
配当金を再投資した場合:
1年目:50万円 → 52万円
3年目:54.08万円 → 56.24万円
10年目:約74万円
配当金投資の注意点
1. 減配リスク
企業の業績が悪化すると、配当金が減額されたりゼロになる可能性があります。定期的に企業の財務状況や業績を確認し、必要に応じて銘柄を見直しましょう。
2. 株価変動リスク
株価が大きく下がれば元本が減る可能性があります。ただし、長期保有を前提とすれば、このリスクを軽減できます。
3. 税金の影響
配当金には通常20.315%の税金がかかりますが、NISA口座を利用すれば非課税になります。
まとめ
配当金投資は、初心者でも始めやすく、安定した収入を得られる魅力的な副業方法です。この記事で紹介した具体的なステップを参考に、まずは少額からスタートしてみましょう。
目標を設定し、リスクを分散しながら長期的に取り組めば、着実に資産を増やしていくことができます。簡単で得する配当金投資で、あなたも新たな副収入の道を切り開いてみませんか?