利益率を上げる仕入れ先ガイド

ニトリせどりって実際どう?稼げないと言われる理由とやる前に知るべき現実

目次

はじめに

結論から言うと、ニトリせどりは「安定して大きく稼ぐ手法」ではなく、商品選びと撤退判断を徹底できる人だけが小さく利益を積み上げられるせどりです。
価格競争が起きやすく、利益率も高くなりにくいため、楽に稼ぎたい人や短期間で収入を伸ばしたい人には向きません。一方で、低リスクで副業経験を積みたい人には現実的な選択肢になります。

ニトリは全国展開しており、知名度が高く、家具や生活雑貨など幅広い商品を扱っています。そのため一見すると「せどり向き」に見えますが、実際には誰でも仕入れられる環境が整っている分、価格が下がりやすく、利益が圧縮されやすい特徴があります。さらに、商品のサイズや送料、在庫のかさばりやすさなど、見落としやすいコストも多く、感覚的に仕入れると赤字になりやすいのが実情です。

それでもニトリせどりが続けられているのは、特定の商品ジャンルやタイミングに絞れば、一定の需要と価格差が生まれる場面があるからです。重要なのは「稼げるかどうか」ではなく、「どんな条件なら成立し、どこでやめるべきか」を最初から理解しておくことです。

■ ニトリ せどり|難易度レベル

難易度:★★★★★★☆☆☆☆(6 / 10)

■ 評価軸別 難易度表

評価軸難易度理由
仕入れ難易度★★★★☆☆☆☆☆☆全国に店舗が多く、仕入れ自体は容易
相場把握★★★★★★☆☆☆☆型番・旧モデル・サイズ違いで価格差が出る
利益率★★★★★★☆☆☆☆利益は数百〜数千円、爆益は少ない
回転率★★★★☆☆☆☆☆☆生活必需品は比較的売れやすい
競合の多さ★★★★★★☆☆☆☆副業・主婦層の参入が多い
在庫・保管リスク★★★★★★★☆☆☆サイズが大きく保管・送料負担が重い
価格下落リスク★★★★★★☆☆☆☆定番商品は値下げ・廃盤で下落しやすい

■ 他ジャンルせどりとの比較(実店舗仕入れ系)

ジャンル難易度
本・メディア★★★★☆☆☆☆☆☆
ドンキせどり★★★★★☆☆☆☆☆
ニトリせどり★★★★★★☆☆☆☆
家電量販店せどり★★★★★★☆☆☆☆
スニーカー★★★★★★★★☆☆

■ せどりとしてどう?

結論から言うと、ニトリせどりは「再現性はあるが、労力が利益を食いやすい副業」です。

  • 売れやすさ → ○
  • 利益率 → △
  • 作業量 → 多め

■ 利益が出やすいニトリ商品ジャンル

  • 廃盤・型落ちの小型家電(加湿器・照明)
  • 季節物(暖房小物・冷感寝具)
  • 収納グッズのまとめ売り
  • 店舗限定・在庫処分品

※大型家具・マットレス系は
👉 送料・保管コストで赤字になりやすいため非推奨。

■ 向いている人/向いていない人

向いている人

  • 実店舗リサーチが苦でない
  • 車・保管スペースがある
  • 薄利多売を割り切れる

向いていない人

  • 自宅保管ができない
  • 高利益率を狙いたい
  • 完全在宅で完結したい

それでは詳しく解説していきます。

ニトリせどりって、そもそもどんなせどりなの?

ニトリせどりは、ニトリ店舗や公式通販で仕入れた商品を、Amazonやフリマアプリなどで販売して利益を出すせどりです。家電やブランド品のせどりと違い、生活雑貨や家具、収納用品など日用品寄りの商品が中心になります。

ニトリの商品はなぜ転売されやすいのか

ニトリの商品は全国どこでも同じ価格で販売され、品質と価格のバランスが安定しています。そのため「探し回らなくても同じ商品を仕入れられる」「型番や商品名で検索しやすい」という特徴があります。特に、引っ越しシーズンや新生活が始まる時期には需要が一気に高まり、在庫切れの商品が他の販売先で売れるケースが生まれます。

他の店舗せどりと何が違うのか

リサイクルショップやディスカウントストアのせどりは、安く仕入れられる代わりに商品状態や価格差の見極めが難しくなります。一方、ニトリせどりは新品が前提となるため、コンディション確認の手間はほとんどありません。その代わり、仕入れ価格がもともと安く設定されているため、利益幅は小さくなりやすく、数を売らないと収益が伸びにくい特徴があります。

「ニトリ=稼げる」と言われる理由はここ

ニトリせどりが注目されやすい理由は、「誰でも知っている店」「仕入れに失敗しにくい新品商品」「在庫切れや廃番による一時的な価格上昇」が重なる場面があるからです。ただし、それは常に起こるわけではなく、売れるタイミングと商品を外すと利益はほとんど残りません。ニトリせどりは、派手に稼ぐ手法ではなく、条件がそろったときだけ成立するせどりだと捉えるのが現実的です。

ニトリせどりは本当に稼げるの?

ニトリせどりで出せる利益は、月に数万円程度が現実的なラインです。高額利益を狙うせどりではなく、条件が合った商品を拾って小さく積み上げる形になります。

利益が出やすいケース・出にくいケース

利益が出やすいのは、季節需要や新生活需要が重なる時期に、店舗や公式通販で在庫切れになった商品を扱うケースです。引っ越しや入学シーズンに必要とされる収納用品や生活必需品は、急ぎで欲しい人が多く、多少価格が高くても購入されやすくなります。
反対に、常に在庫が潤沢で価格比較が簡単な商品は、すぐに価格競争が起き、利益はほとんど残りません。

月いくらを目指す人向けなのか

ニトリせどりは、月に数十万円以上を安定して稼ぎたい人には向きません。仕入れ点数を増やしても、送料や手数料で利益が削られやすいためです。一方で、副業として月1万〜3万円程度を目標にする人であれば、現実的に成立します。

副業として現実的かどうかの目安

作業時間に対する利益は決して高くありませんが、仕入れの失敗リスクが低く、在庫の状態管理も簡単です。そのため、せどり経験がまったくない人が「いきなり赤字を出さずに流れを掴む」用途には合っています。短期間で大きな収入を期待せず、経験値を積む前提で取り組むかどうかが、判断の分かれ目になります。

ニトリせどりで扱われやすい商品ジャンルは決まっている?

ニトリせどりで利益が出やすい商品は、実はかなり偏っています。何でも仕入れれば売れるわけではなく、需要の出方と扱いやすさがはっきり分かれます。

利益が出やすい商品に共通する特徴

利益が出やすいのは、引っ越しや新生活で「今すぐ必要になる」商品です。収納用品、寝具の一部、キッチン周りの消耗品などは、多少割高でも早く手に入れたい人が購入します。また、サイズが極端に大きくなく、送料が読みやすい商品ほど利益を残しやすい傾向があります。型番や商品名が分かりやすく、検索されやすい点も重要です。

逆に仕入れてはいけない商品はどれ?

大型家具や重たい商品は、送料が高くなりやすく、返品リスクも大きくなります。見た目の価格差だけで仕入れると、配送費と手数料で赤字になりやすい代表例です。また、常に在庫が豊富な定番商品も価格競争が激しく、仕入れた瞬間から利益が消えることが少なくありません。

店舗とネット、どちらで仕入れる人が多い?

実際には、店舗よりも公式通販をチェックする人が多い傾向があります。理由は、在庫状況が分かりやすく、移動時間がかからないからです。一方、店舗では展示品処分や地域限定の在庫切れが起きることもあり、そうしたタイミングだけを狙う人もいます。どちらにしても、無差別に仕入れるのではなく、条件がそろった商品だけを選ぶ姿勢が欠かせません。

ニトリせどりのやり方はシンプル?初心者でもできる?

ニトリせどりの手順自体は難しくありませんが、作業が簡単だから稼ぎやすいわけではありません。流れは単純でも、利益が出る条件はかなり限定されます。

仕入れまでの基本的な流れ

仕入れは、ニトリ店舗または公式通販で商品の在庫状況と価格を確認し、販売先の価格と差があるかを調べるところから始まります。価格差が確認できた商品だけを仕入れ、Amazonやフリマアプリに出品します。やること自体は少なく、複雑な検品や修理も不要なため、作業負担は軽めです。

価格差はどうやって調べるのか

価格差の確認は、商品名や型番をそのまま販売サイトで検索する方法が一般的です。ニトリの商品は型番が統一されているため、検索結果がブレにくい点はメリットです。ただし、誰でも同じ方法で調べられる分、価格差はすぐに埋まりやすく、常に利益が出る状態が続くことはほとんどありません。

販売先はどこを使うのが一般的?

販売先として多いのはAmazonとフリマアプリです。Amazonは購入者が多く売れやすい反面、手数料と送料が高くなりやすい特徴があります。フリマアプリは手数料が比較的低く、価格調整もしやすい一方で、売れるまでに時間がかかることがあります。どちらも一長一短があり、利益額よりも「回転の速さ」と「手間」を意識して使い分ける人が多いです。

ニトリせどりが「おすすめできない」と言われる理由

ニトリせどりが否定的に語られることが多いのは、仕入れのしやすさと引き換えに、利益を削る要素が最初から多く組み込まれているからです。

利益が伸びにくいと言われる原因

ニトリの商品は定価が安く、値引き幅も大きくありません。そのため、販売価格を上げられる余地が小さく、手数料や送料を引くと利益が残りにくくなります。特にAmazonでは、販売手数料と配送費の影響が大きく、見た目の価格差よりも実際の利益がかなり小さくなるケースが目立ちます。

時間効率が悪くなりやすいポイント

利益が小さい分、同じ金額を稼ぐために多くの商品を扱う必要があります。仕入れ確認、価格チェック、出品作業を繰り返しても、結果として時給換算すると割に合わないと感じやすくなります。作業そのものは単純でも、積み上げ型になりやすい点が負担になります。

途中でやめる人が多いのはなぜ?

最初は「簡単そう」「失敗しにくそう」という印象で始めても、思ったほど利益が出ず、在庫だけが残るケースが多くあります。特別なスキルが不要な分、参入者が増えやすく、価格競争に巻き込まれやすいことも、継続できない理由の一つです。

ニトリせどりで失敗しやすいパターンはここ

ニトリせどりでつまずく人の多くは、仕入れ判断の段階で「見えていないコスト」を軽視しています。価格差があるように見えても、実際には赤字になっているケースが少なくありません。

仕入れすぎて在庫を抱えるケース

売れそうに見える商品をまとめて仕入れると、想定より売れ行きが伸びず、在庫が長期間残ることがあります。ニトリ商品は値下げや再入荷が起きやすく、仕入れ後に公式価格が下がると、一気に売れにくくなります。在庫を抱えたまま値下げ競争に巻き込まれ、利益どころか損失が出る例も珍しくありません。

価格競争に巻き込まれるパターン

ニトリせどりは参入障壁が低く、同じ商品を扱う出品者が短期間で増えやすい特徴があります。最初は利益が出ていても、後から参入した出品者が価格を下げることで、相場が一気に崩れることがあります。気づいたときには利益が消え、撤退しづらい状況になることもあります。

「売れている=儲かる」と勘違いする落とし穴

販売個数が多い商品ほど安心感はありますが、売れている商品ほど価格競争が激しくなります。回転が速くても、1件あたりの利益が数百円しか残らないことも多く、作業量に見合わない結果になりがちです。売れ行きだけで判断せず、最終的に手元に残る金額を見る視点が欠かせません。

それでもニトリせどりをやるなら、何を基準に判断すべき?

ニトリせどりを続けられる人は、最初から「伸ばす前提」ではなく「引く前提」で動いています。条件が崩れた瞬間に手を止められるかどうかが、結果を分けます。

向いている人・向いていない人の違い

向いているのは、利益額よりも安全性を重視し、数字を冷静に見られる人です。1商品あたりの利益が小さくても、赤字を出さずに回すことを優先できる人は続けやすくなります。
一方、短期間で大きく稼ぎたい人や、作業量に対して高い時給を求める人には合いません。期待値が高いまま始めると、途中で不満が溜まりやすくなります。

他のせどり手法と比べたときの位置づけ

家電せどりや中古品せどりは、知識や判断力が必要な分、利益幅が大きくなりやすい傾向があります。それに比べてニトリせどりは、難易度が低い代わりに上限も低く、安定志向の位置づけになります。経験を積む入口として使うか、あくまで補助的に取り入れる形が現実的です。

最初に決めておくべき撤退ライン

始める前に、利益が出なかった場合の撤退基準を決めておくことが欠かせません。例えば「○か月でいくら残らなければやめる」「在庫がこの数量を超えたら仕入れを止める」といった具体的な線引きが必要です。基準がないまま続けると、気づかないうちに時間と資金を消耗しやすくなります。

ニトリせどりを始める前に確認しておきたい注意点

ニトリせどりは仕入れ自体が簡単な分、事前に把握しておかないと後から負担になる点がいくつもあります。見落としたまま始めると、利益が出にくい原因になります。

店舗ルールや仕入れ時の注意

ニトリでは、転売目的の大量購入を制限している店舗もあります。同じ商品を短期間で何点も購入すると、在庫確認や購入を断られることがあります。また、展示品やアウトレット品は状態にばらつきがあり、販売時のトラブルにつながりやすいため、仕入れ対象としては慎重に考える必要があります。

送料・保管・返品でつまずきやすい点

ニトリの商品はサイズが大きめなものが多く、送料が想定より高くなりがちです。特に家具や寝具は、販売価格に送料を含めると、ほとんど利益が残らないこともあります。さらに、保管スペースを圧迫しやすく、返品対応が発生すると手間もコストも増えます。

確定申告や副業バレの心配はある?

ニトリせどりで得た利益も、一定額を超えると確定申告が必要になります。少額だからと放置すると、後から負担が大きくなることがあります。また、会社員の場合、住民税の扱いによって副業が知られる可能性もあります。収益が出始めた段階で、税金や手続きの扱いを意識しておくことが安心につながります。

まとめ

結論から言うと、ニトリせどりは「大きく稼ぐための主力」ではなく、条件を絞って小さく回す補助的なせどりです。利益率は高くなりにくく、価格競争や送料の影響を受けやすいため、期待値を上げすぎると失敗につながります。

一方で、新品を扱える安心感や、仕入れ判断の分かりやすさは大きな特徴です。商品ジャンルを限定し、在庫を抱えすぎず、撤退ラインを明確に決めて動けば、赤字を出しにくい形で経験を積めます。稼げるかどうかよりも、「この条件なら成立し、この条件なら手を引く」と線を引けるかどうかが結果を左右します。

ニトリせどりは、楽に稼げる方法ではありませんが、判断を誤らなければ無駄な遠回りを避けられるせどりです。自分の目的と合っているかを冷静に見極めたうえで、取り入れるかどうかを決めることが重要です。

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