目次
はじめに

結論から言うと、継続案件や時給ベースで安定して仕事を増やしたいならUpwork、サービスを商品として出品し単発でも早く受注したいならFiverrがおすすめです。
どちらが優れているかではなく、仕事の取り方と収益の作り方が根本的に違うため、自分が求める働き方に合う方を選ぶことが最短ルートになります。
Upworkは企業やクライアントが募集している仕事に自分から応募し、提案内容や実績をもとに契約を結ぶ仕組みです。時給案件や長期契約が多く、継続的に収入を積み上げたい人に向いています。一方、Fiverrは自分のスキルを「サービス」として出品し、購入を待つ形で仕事が発生します。価格や内容をあらかじめ決めて販売できるため、営業が苦手でも始めやすく、単発案件から実績を作りたい人に向いています。
この違いを理解せずに選ぶと、思ったように仕事が取れなかったり、続けにくさを感じやすくなります。まずは両者の仕組みと特徴を整理し、自分に合う選択をはっきりさせることが大切です。
UpworkとFiverrは何が違うのか?まず全体像を整理する
Upworkは「仕事に応募して契約する」仕組み
Upworkは、企業や個人が掲載する募集案件に対して提案を送り、条件が合えば契約に進む形式です。時給制や月単位の継続案件が多く、仕事内容や期待値をすり合わせながら関係を深めていく流れになります。実績が増えるほど提案の通過率が上がり、安定した受注につながりやすいのが特徴です。
この仕組みは、計画的に仕事量を積み上げたい人や、長期で信頼関係を築きたい人に向いています。
Fiverrは「サービスを出品して購入される」仕組み
Fiverrは、自分のスキルをパッケージ化して出品し、購入を待つ形式です。価格・納期・内容をあらかじめ決めて提示できるため、交渉が少なく、購入が入ればすぐに作業へ進めます。単発案件が中心で、数をこなして評価を積み上げることで露出が増えやすくなります。
この仕組みは、まず実績を作りたい人や、決まった作業を効率よく回したい人に向いています。
同じ海外サービスでも考え方はまったく違う
同じ海外向けのフリーランスサービスでも、Upworkは「選ばれに行く場」、Fiverrは「見つけてもらう場」という違いがあります。
前者は提案力と継続性、後者は商品設計と見せ方が成果を左右します。この前提を押さえておくことで、後の比較や選択で迷いにくくなります。
結局どっちを選ぶべき?最初に知っておきたい判断ポイント
長く安定して働きたいならUpworkが合う
収入を継続的に積み上げたい場合、案件の多くが時給制や長期契約になるUpworkの方が噛み合います。仕事の背景や目的を共有しながら進めるため、単価交渉や追加依頼につながりやすく、結果として一社あたりの取引額が大きくなります。毎月の稼働時間を見通しやすく、フリーランスとして安定感を重視する人に向いています。
早く実績を作りたいならFiverrが合う
実績ゼロからでも受注を狙いやすいのがFiverrです。サービス内容と価格を明確にした出品形式のため、購入者は迷わず依頼できます。単発案件が中心ですが、評価が積み上がるほど露出が増え、受注の流れが加速します。まずは小さな仕事から始め、実績とレビューを集めたい人に向いています。
営業が苦手かどうかで向き不向きは分かれる
提案文を書き、条件をすり合わせるやり取りが苦にならないならUpworkが続けやすくなります。一方で、営業的なやり取りを最小限にしたい場合は、出品内容で勝負できるFiverrの方が負担が少なく感じられます。
この違いを基準に選ぶことで、途中で合わなくなるリスクを避けやすくなります。
Upworkが向いている人の特徴は?
継続案件や時給案件を重視したい場合
安定した収入を目指すなら、Upworkの案件構成は相性が良くなります。時給制や月単位の契約が多く、同じクライアントと長く仕事を続けやすい環境が整っています。一度信頼を得られれば、追加の業務や別案件の相談が入りやすく、営業にかける時間を減らしながら仕事量を確保できます。
自分から提案して仕事を取りに行ける場合
Upworkでは、案件ごとに提案文を送り、経験や強みを伝える必要があります。仕事内容を読み取り、相手が求めている点に合わせて提案を組み立てることができれば、受注率は徐々に上がっていきます。文章でのやり取りに抵抗がなく、自分のスキルを言葉で説明できる人ほど成果が出やすくなります。
Upworkを選ばない方がいいケースもある
短期間で小さな仕事を数多くこなしたい場合や、価格を決めて待つ形の方が気楽に感じる場合は、Upworkの仕組みが負担になることがあります。提案が必要な分、最初は時間を取られやすいため、すぐに結果を出したい人には遠回りに感じる場面もあります。
Fiverrが向いている人の特徴は?
サービスを商品として売りたい場合
自分のスキルを決まった形にまとめ、価格と内容を提示して販売したいならFiverrが合います。依頼内容や作業範囲をあらかじめ明確にできるため、やり取りが少なく、作業に集中しやすくなります。同じ作業を繰り返すことで効率も上がり、時間あたりの収益を安定させやすくなります。
単発でも早く実績を積みたい場合
評価とレビューが可視化される仕組みのため、最初は低価格でも受注を重ねることで信頼が積み上がります。実績が増えるにつれて検索結果での表示機会が増え、自然と依頼が入りやすくなります。まずは経験を形に残したい人に向いています。
Fiverrを選ぶと失敗しやすいケースは?
サービス内容が曖昧なまま出品すると、想定外の修正や追加対応が増え、負担が大きくなります。また、価格だけで選ばれ続けると消耗しやすくなります。作業範囲と納期を明確に区切り、無理のない条件で出品することが重要です。
手数料やお金の仕組みはどう違う?
Upworkの手数料は契約ごとに変わる
Upworkでは、フリーランサー側に手数料がかかりますが、その割合は契約ごとに設定されます。契約開始時は高めでも、同じクライアントとの取引額が増えるにつれて段階的に下がる仕組みです。継続案件が前提になるため、長く取引するほど手取りが増えやすく、安定志向の働き方と相性が良くなります。
Upworkの手数料(フリーランサー側・契約ごと)
- 累計取引額 0〜$500:20%
- 累計取引額 $500.01〜$10,000:10%
- 累計取引額 $10,000超:5%
※この「累計取引額」は、同じクライアントとの合計金額で計算されます
※別のクライアントとはリセットされます
実際のイメージ
例:同じクライアントと継続した場合
- 最初の $500 までは
→ $500 × 20% = $100 が手数料 - 次の $9,500 は
→ $9,500 × 10% = $950 - さらに $10,000 を超えた分は
→ 5% だけ
つまり、長く続けるほど手数料の負担は確実に軽くなります。
なぜ「安定志向」と相性が良いのか
- 短期・単発だけだと 常に20%ゾーン
- 継続案件になると 10% → 5%に下がる
- 時給案件・月額契約ほど恩恵が大きい
そのため、Upworkは「一社と長く取引する前提の働き方」ほど、実質手取りが増える設計になっています。
Fiverrの手数料は一律で分かりやすい
Fiverrは、サービスが購入された時点で一定割合の手数料が差し引かれます。契約の長さや取引回数による変動はなく、計算がシンプルです。その分、価格設定の段階で手数料を織り込んでおかないと、想定より手取りが少なく感じやすくなります。
Fiverrの手数料
- 販売金額の20%(一律)
※取引回数・継続年数・売上額による変動はありません
例:
- $50のサービスが売れた場合
→ 手数料 $10(20%)
→ 手取り $40 - $100のサービスが売れた場合
→ 手数料 $20
→ 手取り $80
どれだけ売っても、常に20%が差し引かれるため、計算はとてもシンプルです。
購入者側にも手数料がかかる
購入者(クライアント)側には、以下のサービス手数料が上乗せされます。
- 購入金額の5.5%
- $50未満の注文には、追加で$2の固定手数料
例:
- $40のサービス
→ $40 + 5.5% + $2 - $100のサービス
→ $100 + 5.5%
※この費用は出品者の手取りには影響しませんが、価格の見え方には影響します。
手取りが少なく感じやすい理由
Fiverrでは、
- 出品価格=売上ではない
- 最初から20%引かれる前提で価格を決める必要がある
という点を見落とすと、「思ったより残らない」と感じやすくなります。
たとえば、
- 手取りで $100 欲しい場合
→ 出品価格は 最低でも $125 に設定する必要があります。
Upworkとの違いを一言で言うと
- Fiverr:ずっと20%(下がらない)
- Upwork:継続すると10% → 5%に下がる
そのため、
- 単発・商品販売型 → Fiverr
- 継続・長期取引 → Upwork
という住み分けがはっきりします。
実際の手取りは働き方で差が出る
Upworkは継続取引によって手数料の影響を抑えやすく、Fiverrは回転率を上げることで手取りを確保しやすくなります。どちらが有利かは金額そのものではなく、継続か単発かという仕事の積み上げ方で決まります。収入の作り方を先にイメージしておくことで、後から後悔しにくくなります。
初心者がつまずきやすいポイントはどこ?
Upworkで最初に案件が取れない理由
登録直後は実績がないため、提案を送っても返事が来ない状態が続きやすくなります。案件内容をそのままなぞった提案や、強みが伝わらない文章では埋もれてしまいます。求められている作業に対して、過去の経験や具体的な対応方法を結びつけて示せないと、比較の段階で選ばれにくくなります。
Fiverrで全く売れない原因
サービス内容が広すぎたり、逆に曖昧なまま出品していると、購入の判断材料が不足します。検索結果で並んだときに違いが伝わらず、価格だけで比較されやすくなります。作業範囲・納期・成果物を具体的に示せていない出品は、見送られやすくなります。
最初の失敗を避けるために共通して意識すべきこと
UpworkでもFiverrでも、最初は「できることを全部見せる」より「一つの強みを分かりやすく伝える」方が成果につながります。対象を絞り、内容を具体化することで、相手は依頼後のイメージを持ちやすくなります。無理に広げず、確実に応えられる条件から始めることで、評価と実績を積み上げやすくなります。
両方使うのはアリ?併用する場合の考え方
併用すると混乱しやすいポイント
UpworkとFiverrを同時に始めると、仕事の取り方や時間配分が噛み合わず、どちらも中途半端になりやすくなります。Upworkは提案とやり取りに時間を使い、Fiverrは出品内容の調整と納品スピードが求められます。両方を同じ感覚で進めると、成果が出る前に疲れてしまうことがあります。
無理なく併用するなら順番が重要
先に一方で形を作り、もう一方を補助的に使う方が続きやすくなります。継続案件を軸にしたいならUpworkで基盤を作り、空いた時間でFiverrの単発案件を受ける流れが合います。逆に、まず実績を増やしたいならFiverrで評価を積み、その後Upworkで提案力を活かす形が噛み合います。
併用は「目的が分かれている場合」に向いている
同じ目的で両方を使うと迷いが増えますが、役割を分けると負担が減ります。片方は安定収入、もう片方は新規開拓という位置づけにすると、判断がブレにくくなります。併用は手段であって目的ではないため、最初にどちらを軸にするかを決めておくことが重要です。
まとめ
UpworkとFiverrは、同じ海外向けの仕事プラットフォームでも、選び方を間違えると続けにくくなります。継続案件や時給ベースで安定した収入を積み上げたい場合はUpwork、サービスを商品として出品し、単発でも早く受注したい場合はFiverrを選ぶことで、無駄な遠回りを避けられます。
どちらを選ぶかは能力の差ではなく、仕事の取り方と収益の作り方の違いです。自分が目指す働き方に合う方を軸にすることで、迷いなく行動を続けやすくなります。