はじめに
「専業ライターとして毎日仕事をしているのに、月収が10万円に届かないのはなぜ?」
「このまま案件をこなし続ければ、本当に収入は増えていくの?」と不安になっていませんか。
1日数時間を執筆に使い、毎月何本も納品しているのに、報酬を合計すると数万円で止まっていると、作業量をさらに増やすべきなのか迷ってしまいます。
この記事では、専業ライターでも月収10万円に届かない主な原因を整理し、単価や受注方法、作業時間をどのように見直せばよいのかを解説します。
専業ライターで月収10万円を超えなかったら向いていない?
専業ライターとして月収10万円を超えていなくても、その金額だけでライターに向いていないとは判断できません。
特に経験が浅いうちは低単価案件が中心になりやすいため、現在の月収だけではなく、収入を左右している条件を分けて確認する必要があります。
月収は単価・受注量・執筆速度・実働時間で決まる
専業ライターの月収は、記事単価や受注本数、執筆速度、実働時間によって変わります。
同じ月20本でも、1記事3,000円なら月6万円、5,000円なら月10万円です。また、1記事にかかる時間が短くなれば、同じ実働時間でも受注できる本数を増やせます。
月収10万円を超えない場合は、どの項目が収入を抑えているのか確認してみましょう。
経験が浅い段階では月収だけで適性を判断しない
ライターを始めたばかりの時期は、月収10万円未満でも適性がないとは限りません。
実績が少ないうちは応募できる案件が限られ、低単価になりやすいためです。
受注や執筆を重ねながら、以前より単価や執筆速度が上がっているかを確認し、少しずつ収入につながる条件が改善しているかで判断しましょう。
専業ライターの月収が10万円を超えない原因
専業ライターの月収が10万円を超えない場合は、執筆スキルだけではなく、単価や作業時間、案件の受注状況を分けて確認する必要があります。
まずは、どこで収入が止まっているのか原因を確認していきましょう。
文字単価が低く必要な執筆量が多い
文字単価が低いと、月収10万円に必要な執筆量が多くなります。
文字単価1円で5,000文字なら月20記事ですが、0.5円なら月40記事が必要です。
必要な記事数が多すぎる場合は、文字単価の低さが月収を伸ばしにくい原因になっている可能性があります。
実働時間が少なく収入につながる作業量が足りない
1日に確保できる実働時間が少ないと、執筆できる記事数も限られます。
1記事に5時間かかる場合、1日3時間・月20日働いても実働時間は60時間です。
必要な記事数をこなせない場合は、作業時間や1記事にかかる時間を見直してみましょう。
テストライティングや単発案件に時間を取られている
案件探しやテストライティングに時間を使いすぎると、報酬につながる執筆時間が減ってしまいます。
毎日2時間使えば、月20日で40時間になるため負担は小さくありません。
単発案件が多い場合は、応募や選考に使う時間も含めて確認してみましょう。
継続案件が少なく毎月の受注量が安定しない
継続案件が少ないと、執筆できる時間があっても必要な仕事量を確保できないことがあります。
月20記事を書ける場合でも、受注が10記事なら残り10記事分の収入は得られません。
毎月の受注量にばらつきがある場合は、継続案件の少なさが月収を安定させにくい原因の一つです。
応募できるジャンルや営業先が限られている
応募できるジャンルや営業先が少ないと、条件に合う案件を見つけにくくなります。
特定のジャンルや1つのクラウドソーシングサイトだけに絞ると、募集が少ない時期には応募先が不足することもあります。
必要な仕事量を確保できない場合は、対応できるジャンルや案件の探し方を少し広げてみましょう。
月収10万円を超えるために必要な仕事量を計算する
月収10万円を超えるには、現在の単価と作業時間でどれだけの仕事量が必要になるのかを数字で確認することが大切です。
執筆やリサーチにかかった時間を記録すれば、実際に1時間あたりいくら稼げているのかも確認できます。
目標月収から必要な記事数と文字数を逆算する
必要な仕事量は、目標月収を1記事あたりの報酬で割ると計算できます。
1記事5,000文字・報酬5,000円なら、月収10万円には20記事、合計10万文字の執筆が必要です。
現在の単価から逆算して、無理なくこなせる仕事量か確認してみましょう。
手数料を差し引いた手取り額で計算する
クラウドソーシングでは、手数料を差し引いた手取り額を基準に考えます。
1記事5,000円でも手取りが4,000円なら、月20記事では8万円となり、10万円には25記事が必要です。
契約金額だけで判断せず、実際に受け取れる金額から必要な記事数を計算しましょう。
作業時間を記録して実質的な時給を確認する
実質的な時給は、1記事の手取り額を作業時間で割ると確認できます。
手取り5,000円の記事にリサーチや執筆を含めて5時間かかれば、実質時給は1,000円です。
記事ごとの作業時間を記録しておくと、月収10万円に必要な稼働時間も把握しやすくなります。
専業ライターが月収10万円を超えるための改善方法
専業ライターが月収10万円を超えるには、執筆量を増やすだけではなく、同じ作業時間で得られる収入を増やす必要があります。
これまでの実績を単価交渉や高単価案件への応募に使い、得意分野を軸に応募先や営業先を少しずつ広げていきましょう。
収入につながりにくい案件や作業を減らす
実質時給が低い案件や、報酬につながらない作業に使う時間を減らします。
1記事5,000円でも10時間かかれば実質時給は500円になるため、より効率よく取り組める案件を優先しましょう。
案件探しや応募にも時間をかけすぎず、限られた時間を執筆へ振り分けることが大切です。
継続案件を優先して毎月の受注量を確保する
毎月決まった本数を依頼してもらえる継続案件を増やすと、受注量を安定させやすくなります。
月5記事の案件を4社から受注できれば、毎月20記事を確保できます。
単発案件を探す時間も減らせるため、継続案件を少しずつ増やしていきましょう。
実績を整理して単価交渉や高単価案件への応募に使う
これまでに執筆したジャンルや記事数、文字数、担当範囲などを整理します。
継続して納品している案件では、その実績をもとに単価アップを相談する方法もあります。
高単価案件へ応募するときも、募集内容に近い実績を具体的に示すと経験を伝えやすくなります。
得意分野を軸に応募できるジャンルを少しずつ広げる
得意分野を中心に、これまでの知識や経験を活かせる関連ジャンルへ応募範囲を広げます。
近い分野であれば、一から調べる時間を抑えながら対応できる可能性があります。
無理に幅広いジャンルへ応募せず、自分の経験を活かせる範囲から少しずつ広げていきましょう。
クラウドソーシング以外の媒体にも営業する
クラウドソーシングだけでなく、求人サイトや企業のライター募集ページにも応募してみましょう。
週5件など無理のない営業件数を決め、自分の実績と募集条件が合う案件を探します。
営業先を複数に広げることで、特定のサイトだけに頼らず受注機会を増やせます。
専業ライターを続けるか判断するときの基準
専業ライターを続けるかどうかは、現在の月収だけで決めず、改善後の変化を確認して判断することが大切です。
そのうえで改善に取り組む期限を決め、期限を迎えた時点の月収をもとに今後の働き方を判断しましょう。
単価・稼働時間・受注量が改善しているか確認する
専業ライターを続けるか判断するために、単価や稼働時間、受注した記事数を毎月記録します。
単価が3,000円から5,000円、受注数が月10記事から15記事など、数字で変化を見ると改善状況が分かります。
稼働時間を増やしても受注数や月収が伸びていない場合は、働き方や案件の選び方を見直してみましょう。
体調を崩さず必要な作業時間を確保できるか確認する
月収10万円に必要な作業時間を計算し、無理なく続けられるか確認します。
実質時給1,000円なら月100時間、月20日働く場合は1日5時間が目安です。
睡眠時間を削ったり体調を崩したりせず、必要な作業時間を継続して確保できるかを考えましょう。
期限を決めて改善後の月収を確認する
単価や受注量の改善に取り組む期間を決め、その時点で月収がどう変化したか確認します。
たとえば3か月と決めた場合は、毎月の収入を記録しながら改善を続けます。
期限を迎えたら収入の変化を振り返り、今後も専業ライターを続けるか判断しましょう。
まとめ
専業ライターの月収が10万円を超えない場合は、単価・受注量・執筆速度・実働時間のどこに原因があるのかを数字で確認することが大切です。
目標月収から必要な記事数や文字数を逆算し、手数料を差し引いた手取り額や実質時給まで計算すると、現在の働き方で不足している部分が分かります。
収入を増やすには、実質時給の低い案件や報酬につながらない作業を減らし、継続案件の確保や単価交渉、高単価案件への応募、営業先の拡大を進めます。
改善期間を3か月などと決め、単価・受注量・月収の変化と無理なく確保できる作業時間を確認したうえで、専業ライターを続けるか判断しましょう。