物販副業の始め方

せどりの利益率は何%あれば商品を仕入れてもいい?10%前後でも売れる速さで判断する

目次

はじめに

せどりで仕入れを決めるとき、「利益率が20%以上なら大丈夫かな」と数字だけを見て商品を探し始めてしまうことはありませんか。実際には、同じ20%でも売れるまでの日数や販売手数料、使える資金の余裕によって、手元に残る金額や負担の感じ方が大きく変わってきます。利益率だけで仕入れ候補を増やしていくと、あとから「思ったより回らない」「資金が足りない」と感じてしまう場面も出てきます。

この記事では、回転日数と手元資金もいっしょに見ながら、仕入れを考えるときに迷いやすいポイントを順番に整理していきます。「利益率は高いのに仕入れていいのか不安」「回転が遅そうだけど大丈夫?」といった疑問に寄り添いながら、どんな場面で手を止めて見直すのか、どんな商品なら安心してカートに入れやすいのかを、具体的な行動のイメージとあわせてお伝えしていきます。

せどりで「基準」としてよく言われている利益率はどれくらい?

せどりの仕入れでまず気になるのは、「利益率は何%あれば買っていいのか」というラインです。ネットを見ると、10%・20%・30%など出てくる数字はバラバラですが、共通しているのは「このくらいは欲しい」と言われやすい“目安”がいくつかあることです。

先にその目安を知っておくと、商品を見たときに毎回ゼロから迷わず、数字が足りないものは最初から候補から外す、いけそうなものだけ計算して仕入れを検討する、という動きが取りやすくなります。

せどり初心者向けに「利益率20%前後」が目安と言われることが多い

せどりを始めたばかりの人向けの情報では、「まずは利益率20%前後を目安に探しましょう」という言い方がよく出てきます。最初のうちは商品知識も相場感もまだ固まっていないので、細かい条件で迷うより、いったん“20%くらい残りそうな商品だけ拾う”くらいにルールを決めて探すほうが手が止まりにくいからです。

たとえば、仕入れが2,000円なら「利益(差額)が400円くらい出そうか」を先に見ます。3,000円なら600円、5,000円なら1,000円が目安です。このくらい残っていれば、販売手数料や送料、値下げが少し入っても赤字に落ちにくい、という説明とセットで語られる場面が多く、結果として「せどり=20%」のイメージを持ちやすくなります。

利益率は10%・30%が適正といった数字もあるが根拠はない

「回転が早い商品なら10%でもいい」「初心者は30%以上を狙うべき」といった数字もよく見かけますが、そのまま真似して仕入れ条件にしてしまうと手が止まりやすくなります。まずは数字だけを追いかけるのではなく、自分が使う販売先の手数料や送料を先にメモし、そのうえで実際に売れている商品の価格をいくつか見比べてみます。

たとえば、同じ3,000円の商品でも、手数料が15%か10%かで手元に残る金額は大きく変わります。1週間ほどで売れている商品なら利益率が低めでも回しやすく、逆に数か月残りそうな商品は高めに取らないと資金が動きにくくなります。10%や30%という数字は「その人の売り方」でたまたま合っているだけの場合も多いので、見かけた数字をそのまま基準にせず、自分の販売環境に当てはめて計算してから仕入れるかを決めるほうが現実的です。

せどりで仕入れをするときに「利益率」は「何%」あれば仕入れていい?

せどりで「利益率は何%あれば仕入れていいのか」と考えるとき、多くの人はまず%だけを見て、商品リストやツール画面の数字を上から順に比べ始めます。

ところが、販売先(Amazon・メルカリなど)によって手数料や送料の扱いが違うため、同じ商品でも表示される利益率が変わることがあります。だから、%表示だけで「買い」と決めて仕入れるのではなく、どの販売先の計算なのかを先にそろえてから数字を見るほうが、スムーズに仕入れができるようになります。

販売先の手数料込みで手残り金額を確認して利益率を計算すること

確認する項目計算式(考え方)具体例(販売価格3,000円の場合)先にやる行動
①販売価格商品が売れたときの金額3,000円相場価格を確認して入力する
②販売手数料販売価格 × 手数料率3,000円 × 15% = 450円Amazon手数料率を確認する
③FBA手数料サイズ区分ごとの固定手数料約450円(例)FBA料金シミュレーターで確認
④納品送料・その他費用仕入れや発送にかかる費用100円(例)自分の平均送料を入力
⑤手残り金額販売価格 −(手数料合計)3,000 −(450+450+100)= 2,000円ここを先に確認する
⑥利益額手残り金額 − 仕入れ値2,000 − 1,800 = 200円仕入れ値を入れて計算
⑦利益率利益額 ÷ 販売価格 ×100200 ÷ 3,000 ×100= 約6.6%最後にだけ確認する

Amazonで販売する場合は、まず販売価格から販売手数料やFBA手数料を引いたあとに、実際にいくら残るのかを確認してから利益率を計算します。ツールの画面に表示されている利益率だけで判断せず、計算ツールに仕入れ値と想定送料まで入力して「手元にいくら残るか」を先に見ておくと、仕入れ後のズレが出にくくなります。

たとえば、販売価格3,000円の商品でも、販売手数料15%(約450円)+FBA手数料450円前後がかかると、残りは約2,100円になります。ここから仕入れ値2,000円を引くと実際の利益は100円ほどです。ツール上では20%前後に見えても、納品後に「思ったより残らない」と感じる原因はこの差にあります。仕入れ候補を探すときは、必ず“手数料を全部引いた後の金額”を基準にしてから、利益率を見る順番にしておくと失敗しにくくなります。

違うジャンルの利益率をそのまま別のせどりの仕入れ基準にしてはいけない

ジャンル例よく見かける利益率の目安商品価格帯のイメージ見落としやすいポイントそのまま基準にすると起きやすいこと
本・メディア系10〜15%前後500円〜3,000円単価が低く送料や手数料の影響が大きい同じ%でも利益額が小さく、回転しないと資金が増えにくい
日用品・消耗品8〜15%前後1,000円〜3,000円小型軽量が多く回転が早い家電の基準を当てはめると仕入れ対象が減りすぎる
家電・ガジェット20〜30%以上10,000円〜50,000円単価が高く売れるまで時間がかかる場合あり本せどりの感覚で扱うと資金が止まりやすい
ホビー・玩具15〜25%前後3,000円〜15,000円出品者数が増えやすく価格変動が激しい他ジャンルの数字だけで見ると値下げ競争に巻き込まれる
アパレル・雑貨20%前後2,000円〜8,000円サイズ区分で手数料が変わりやすい小型商品の基準で仕入れると送料負担が増える

家電は30%、本は15%といった目安をそのまま仕入れ条件にしてしまうと、実際の資金の動きとズレやすくなります。ジャンルごとの数字よりも、まずは自分が扱う価格帯で「販売価格−手数料−送料−仕入れ値」を一度出してみて、いくら残るかを確かめてから商品を見るようにします。

たとえば、同じ利益率20%でも、3,000円の商品なら利益は600円前後ですが、30,000円の商品なら6,000円になります。その代わり、高額商品は売れるまでに時間がかかることも多く、資金が戻るまでの感覚が変わります。ランキングやジャンル平均に合わせて探すより、「自分が今扱っている価格帯」で実際にいくら残るかを毎回計算し直すほうが、仕入れ後に迷いにくくなります。

せどりで仕入れをするときに利益率が低くても仕入れていい?

ランキングや価格履歴を見ていると、同じ利益率でもすぐ売れて回転する商品と、長く残る商品の2つのパターンが存在すことに気づきます。Keepaのグラフでは価格の上下だけを追うのではなく、ランキングの波が短い商品を優先してチェックすると、在庫が動く早さをイメージしやすくなります。

利益率が低くても、数日〜数週間で売れて次の仕入れに回せそうなものだけを候補に残し、長く止まりそうな商品は無理に仕入れない、という視点で商品を見るようになります。

利益率10%前後でも短期間で売れる商品はせどりの仕入れ対象にしてOK

チェック項目確認する内容具体的なイメージ仕入れ時の行動
回転スピード7日〜14日以内に売れている履歴があるかKeepaでランキングが数日おきに上下している利益率10%前後でも候補に残す
利益額1個あたり200円〜500円程度残るか販売価格2,000円〜3,000円の消耗品など少額でも回転重視で納品する
出品者数出品者が増えすぎていないか10人前後までなら安定しやすい30人以上なら一度見送る
サイズ区分小型軽量など手数料が低いか小さくて軽い商品納品回数を増やしやすい商品を優先
在庫の動き在庫切れ→補充の波があるか数日ごとに在庫が減っている履歴短期間で現金化できる商品を選ぶ
資金配分仕入れ単価が手元資金の10%以内か資金10万円なら1点1万円以内複数商品に分散して仕入れる

販売価格2,500円前後の消耗品のように、納品してから1週間ほどで売れていく商品なら、利益率が10%前後でも仕入れ対象に入れて問題ありません。数字だけで外してしまうのではなく、「過去の販売履歴でどれくらいのペースで売れているか」を先に確認して、短期間で在庫が動いている商品だけを拾っていきます。

たとえば、1個あたり250円ほどの利益でも、週に5個ずつ売れる商品なら1か月で約5,000円前後の利益になります。利益率だけを見て仕入れをやめてしまうより、「すぐ売れて資金が戻るか」を目安にして商品を選んだほうが、仕入れの回数を増やしやすくなります。ランキングの推移や在庫の減り方を見ながら、短期間で回っている商品は低めの利益率でも仕入れていく、という考え方を持っておくと動きやすくなります。

30日以内に売れている履歴がある商品だけ仕入れてOK

チェック項目確認する内容グラフで見るイメージ仕入れ時の行動
販売履歴(30日以内)直近30日でランキングが上昇しているかKeepaで山が何度も出ている履歴がある商品だけ候補に残す
ランキングの動き1か月の中で何回順位が跳ねているか数日〜1週間おきに上下している動きが止まっている商品は外す
出品者の入れ替わり出品者数が減ったり増えたりしているか在庫が売れて補充されている状態出品者が固定されすぎている商品は見送る
価格の安定度大きな値下がりが続いていないか緩やかな価格推移急落が多い商品は深追いしない
サイズ区分小型軽量など回転しやすいか小さめの商品が多い納品回数を増やせる商品を優先
仕入れ判断の基準「30日以内に売れているか」だけを見る数字の利益率より履歴重視履歴がない商品はその場で除外

Keepaのランキング波形が30日以内に何度も上下している商品は仕入れ候補として扱います。90日以上動きが止まっている履歴が続く商品は、その時点で候補から外します。利益率が高く見えても、長期間動かない履歴がある場合は次の検索へ戻ります。

Keepaや価格グラフでランキングの上下が激しい商品はせどりの仕入れ対象にしてOK

Keepaや価格グラフを見たときに、ランキングが5,000位から30,000位のあいだを何度も上下している商品は、実際に売れて在庫が動いている可能性が高いため、仕入れ候補に入れてOKです。価格だけで判断せず、まずはランキングの波の間隔を確認して、どれくらいのペースで動いているかを先に見ていきます。

たとえば、1日〜数日おきにランキングが上がったり下がったりしている商品は、一定の間隔で購入されていることが多く、納品後も動きやすい傾向があります。逆に、価格が安く見えてもランキングがほとんど動かない商品は、売れる速度が遅く在庫が残りやすくなります。グラフを見るときは「値段が下がっているか」よりも、「ランキングの波が短いか」を先に確認して、動きが見える商品から順にチェックしていくと仕入れ後の流れがつかみやすくなります。

せどりで高い利益率の商品を仕入れるときの「仕入れ判断」の注意点

高い利益率の商品ばかりを狙うと、仕入れられる候補が一気に減り、買ったあとも在庫として棚に残る時間が長くなりがちです。特に仕入れ単価が高い商品は、1回の納品で出ていく金額が大きくなり、売れるまで次の仕入れに回すお金が足りなくなる場面が出てきます。利益率の数字だけで「おいしい」と決めて買い集めるのではなく、いつ売れて、いつ現金に戻るかを先に想像してから仕入れるほうが、資金が止まって困る状態を避けやすくなります。

利益率30%以上でも仕入れを止めないといけないケース

チェック項目確認する内容よくある具体例その場で取る行動
仕入れ単価が高すぎる手持ち資金の10%を超えていないか資金10万円で1点15,000円の商品高利益率でも候補から外す
売れるまでの期間が長い30日以上ランキングが動いていない高額家電・季節外れ商品テスト仕入れにするか見送る
出品者数が多い出品者30人以上ランキング上位の人気商品価格競争に入る前に外す
価格が頻繁に下がる数日ごとに最安値が更新されているセール後の商品利益率が高くても追いかけない
サイズ区分が大きい通常サイズ→大型サイズに変わる外箱サイズが基準超え手数料再計算して合わなければ除外
在庫量が多いAmazon本体や大口出品者が大量在庫公式販売が強い商品利益率が高くても見送る

利益率が30%以上あっても、そのまま仕入れを続けてしまうと資金の動きが止まりやすいケースがあります。とくに販売価格が20,000円を超える商品をまとめて仕入れる場合は、「利益率が高いから」と安心せず、まず手元資金とのバランスを見てから仕入れる量を調整します。

たとえば、1点20,000円の商品を5点仕入れると、それだけで10万円の資金が動きます。利益率30%でも、売れるまでに30日以上かかる商品が続けば、その間は次の仕入れに回せるお金が減ってしまいます。ランキングの推移や過去の販売履歴を見て、回収まで時間がかかりそうな商品は、利益率が高くても数量を絞るか、一部だけテスト仕入れにして様子を見るようにすると、資金が止まりにくくなります。

仕入れ単価が手持ち資金の10%を超える商品は仕入れてはいけない

チェック項目確認する内容具体的なイメージ仕入れ時の行動
手持ち資金今使える総資金はいくらか例:100,000円まず資金額を固定する
仕入れ単価の上限手持ち資金 ×10%以内か100,000円 ×10%=10,000円まで10,000円を超える商品は候補から外す
資金の分散1商品に資金を集中させていないか20,000円の商品を複数仕入れる状態複数商品に分けて納品する
回収までの期間売れるまで30日以上かからないか高額家電など回転が遅い商品は見送る
在庫数のバランス数点で資金が止まっていないか高単価商品だけの在庫小〜中単価の商品へ切り替える
次の仕入れ余力納品後も仕入れできる資金が残るか残金が少ない状態資金の余白を残して仕入れる

手元資金の一部だけで仕入れを回すために、1商品の仕入れ額は「手持ち資金の10%以内」に抑えておきます。たとえば資金が100,000円なら、1商品あたり10,000円を超える仕入れは候補から外します。利益率が高く見えても単価が大きい商品を続けて入れると、売れるまでのあいだ次の商品を探しても動けなくなる場面が出てきます。

まずは3,000円〜8,000円前後など、資金の一部で回せる価格帯から優先して仕入れ、在庫が減って資金が戻ってきた分だけ次の納品を増やしていきます。1点に資金を集中させるより、複数の商品に分けて納品したほうが在庫の動きが見えやすく、仕入れのペースも崩れにくくなります。

利益率だけで「仕入れ判断」をせず利益額と「どれくらいで売れるか」をセットで見る

チェック項目確認する内容具体的なイメージ仕入れ時の見方
利益額(1個あたり)手数料・送料を引いたあとにいくら残るか利益1,000円の商品利益率より先に金額を見る
売れるまでの日数何日でランキングが動いているか7日以内に売れている履歴回転が早い商品を優先
利益率最後にだけ確認する数字10%・20%など参考程度に見る
回転×利益のバランス低利益でも回転が早いか利益1,000円で週1回売れる月単位の利益をイメージする
在庫の動きKeepaのランキングの波山が短い間隔で出ている売れる速度を先に確認
資金の戻り方何日で次の仕入れに使えるか7日で現金化 vs 60日停滞早く戻る商品から仕入れる

利益率の数字だけで仕入れを決めるのではなく、「1個あたりいくら残るか」と「どれくらいの期間で売れているか」を必ず一緒に確認します。まずはKeepaや販売履歴を見て、何日くらいで在庫が動いているのかをチェックし、そのあとに利益額を見ていく順番にしておくと、資金の流れをイメージしやすくなります。

たとえば、利益額1,000円でも7日ほどで売れている商品なら、1か月で4回前後回る計算になります。一方で、利益額3,000円あっても60日以上動かない商品は、仕入れてから現金に戻るまでの時間が長くなります。納品履歴やランキングの推移を見ながら、「どれくらいで売れているか」を先に確かめてから利益率を見るようにすると、仕入れ後のペースがつかみやすくなります。

せどりの利益率が合わないときに確認したいポイント

利益率が思ったより合わないときは、仕入れ価格だけを見続けるのをいったんやめて、納品後に引かれる費用を先に洗い出します。サイズ区分が1つ上がったり、配送方法が変わったりするだけで、同じ販売価格でも手元に残る金額は変わります。表の%が同じに見えても、納品条件しだいで「最後に残るお金」が上下するので、仕入れ前にその条件をそろえてから計算し直すほうがズレに気づきやすくなります。

Amazon発送代行の手数料(FBA手数料)や送料を含めずに利益率を見ていないか

チェック項目確認する内容具体的なイメージ(販売価格3,000円の場合)先にやる行動
販売価格商品が売れたときの金額3,000円相場価格を確認して入力
販売手数料Amazonの紹介料(約15%前後)約450円手数料率を確認して計算に入れる
FBA手数料サイズ区分ごとの配送代行費用400〜700円前後FBA料金シミュレーターで確認
納品送料倉庫へ送るときの送料約80〜150円(例)自分の平均送料を入れる
手残り金額販売価格 −(手数料+送料)3,000 −(450+450+100)=2,000円ここを先に見る
利益額手残り − 仕入れ値2,000 − 1,800 =200円仕入れ値を入れて計算
利益率利益額 ÷ 販売価格 ×100約6.6%最後にだけ確認

販売価格3,000円の商品でも、小型軽量プログラム対象か通常サイズかによってAmazon発送代行(FBA手数料)の手数料が大きく変わります。ツールの一覧画面に表示されている利益率だけで仕入れ候補に入れる前に、必ずFBA料金シミュレーターへ販売価格・サイズ区分・想定送料を入力して、差し引かれる金額を先に確認します。

たとえば同じ3,000円でも、小型軽量なら手数料が400円台で収まることがありますが、通常サイズになると600〜700円台になるケースもあります。ここに販売手数料(約15%)や納品送料を足すと、一覧で見えていた利益と実際の手残りが変わります。仕入れ値を下げることばかり考える前に、まず引かれる金額を固定してから候補を見直すようにすると、納品後のズレを減らしやすくなります。

商品サイズによる手数料差を考慮せずに計算していないか

チェック項目確認する内容サイズ差のイメージ仕入れ前にやる行動
サイズ区分小型軽量・標準・大型のどこに入るか同じ商品でも箱が少し大きいだけで区分が変わる商品ページの寸法を確認する
FBA手数料の違いサイズごとに手数料が変わる小型軽量:約300〜450円 / 標準:約450〜700円FBA料金シミュレーターで確認
納品送料サイズが大きいほど送料が上がる60cm超えると送料負担が増える外箱サイズを先に測る
利益の残り方同じ利益率でも手残り金額が変わる利益率20%でも大型は残りが少ない手数料込みで再計算する
回転のしやすさ小さい商品ほど納品回数を増やしやすい小型軽量は低単価でも回転しやすい小さめの商品から優先する
候補の見直しサイズが1段階上がっていないか59cm→61cmで区分変更など区分が変わった時点で再チェック

利益率を計算するときは、商品サイズによって変わる手数料や送料まで含めているかを先に確認します。同じ利益率に見えても、縦・横・高さの合計が60cmを超える商品はAmazon発送代行(FBA手数料)や納品送料が上がりやすく、手元に残る金額が変わってきます。商品ページのサイズ表記やFBA料金シミュレーターで区分を確かめてから、仕入れ候補に入れるかを見直します。

たとえば、小型軽量サイズに収まる商品なら手数料が400円台で済むこともあり、低単価でも回転を増やしやすくなります。一方で、サイズが1区分大きくなるだけで手数料が数百円上がる場合があり、利益率が同じでも残る金額は変わります。仕入れ前には必ずサイズ区分を確認し、「小型軽量で回数を増やす商品」と「サイズが大きいぶん利益額で見る商品」を分けて考えるようにすると、計算のズレが出にくくなります。

サイズ区分が1段階上がる商品は仕入れを止めて見直す

サイズ区分の変化例外箱サイズの目安(合計寸法)FBA発送代行の手数料イメージ利益への影響イメージその場で取る行動
小型軽量 → 標準サイズ~60cm以内 → 60cm超約350〜450円 → 約500〜700円手数料が+150〜250円前後増えるその時点で利益を再計算する
標準サイズ小 → 標準サイズ大約80cm以内 → 100cm前後約500円台 → 約700〜900円1個あたり200円以上残りが減る場合あり販売価格を見直すか候補から外す
標準サイズ → 大型サイズ100cm前後 → 140cm以上約700〜900円 → 1,200円以上利益率が同じでも利益額が大きく減る高利益率でも一度仕入れ停止
大型サイズ内の区分変更140cm → 160cm以上1,200円台 → 1,500円以上納品送料も上がり資金効率が悪化次の商品へ切り替える

商品の外箱サイズを確認したときに、サイズ区分が1段階上がることが分かった場合は、その場でいったん仕入れを止めて見直します。Amazon発送代行(FBA)ではサイズが変わるだけで手数料が一気に上がることがあるため、販売価格をそのままにすると手元に残る金額が大きく減ってしまいます。

たとえば、小型軽量サイズに収まっていた商品が通常サイズに変わるだけで、手数料が数百円以上増えるケースもあります。利益率が同じに見えても、サイズ区分が変わった時点で計算し直し、基準を超えている場合は無理に仕入れず次の商品へ切り替えます。外箱の寸法を測った段階で候補を整理しておくと、納品後に「思ったより残らない」と感じるズレを減らしやすくなります。

せどり初心者は低利益率の商品を仕入れてもいい?

せどりを始めたばかりの頃は、高い利益率の商品だけを探し続けてしまい、結果的に何も仕入れられないまま時間が過ぎることがあります。検索画面には数字が良く見える商品も並びますが、価格競争が激しかったり在庫数が多かったりして、カートに入れるところで止まってしまう場面も出てきます。最初のうちは利益率の高さだけにこだわるのではなく、自分が無理なく納品まで進められる価格帯やサイズ感の中で商品を選び、実際に回せる仕入れを優先するほうが経験を積みやすくなります。

高利益率だけど価格競争が激しい商品は仕入れ対象から外す

チェック項目確認する場所具体的な数字の目安グラフ・画面でのイメージ仕入れ時の行動
出品者数Amazonの商品ページ30人以上いる出品一覧が長く最安値が並ぶ高利益率でも候補から外す
価格の下がり方Keepaの価格グラフ3〜7日で何度も値下げ線がギザギザに下がる納品前に見送る
最安値の変動幅Keepa1週間で500円以上上下価格が階段状に下がる追いかけない
カート取得者の入れ替わり商品ページ出品者名が頻繁に変わるカート価格が毎日変動価格競争が激しいと判断
在庫の増減出品者数の推移短期間で+10人以上増えるグラフに急な増加新規参入が多い商品は避ける
利益率の見え方ツール表示30%以上に見える価格が下がる前の数字利益率だけで仕入れない

利益率が高く見える商品でも、出品者が多く価格が頻繁に下がっている場合は、仕入れ候補から外します。Keepaや出品者一覧を開いて、まず出品者数を確認し、30人以上並んでいる商品は無理に追いかけないようにします。利益率の数字だけで仕入れるより、価格の下がり方と競争の強さを先に見ておくほうが、納品後の値下げ合戦に巻き込まれにくくなります。

たとえば、ここ数日で販売価格が何度も下がっている商品は、新規出品者が増えて価格を合わせ続けている可能性があります。納品しているあいだに相場が崩れると、予定していた利益が残らなくなることもあります。出品者数と価格履歴を並べて確認し、競争が激しいと感じた商品は深追いせず、出品者が少なく価格が安定している商品へ切り替えるようにすると、仕入れ後のストレスを減らしやすくなります。

売上実績や融資を作る段階であれば低利益率でも仕入れてOK

売上実績を積み重ねたい時期や、将来的に融資を視野に入れている段階であれば、利益率が10%前後でも仕入れてOKです。この時期は1商品あたりの利益よりも「納品して売れた履歴を増やすこと」を優先し、短期間で在庫が動く商品を中心に回していきます。

たとえば、1個あたりの利益が200円〜300円程度でも、1週間ほどで売れていく商品を継続して納品していくと、売上金額や販売履歴が積み上がっていきます。高利益率の商品だけを待つより、低めでも回転が早い商品を増やしたほうが、資金の動きが見えやすくなります。ランキングの推移や過去の販売履歴を確認しながら、「早く売れて実績に残る商品」を優先して扱っていくと、次の仕入れや資金計画につなげやすくなります。

7日以内に売れている履歴がある商品なら利益率10%未満で仕入れてもOK

Keepaや価格履歴を確認したときに、直近7日以内に在庫が動いている形跡がある商品なら、利益率が10%未満でも仕入れ候補に残してOKです。まずはランキングの上下や在庫の減り方を見て、実際に売れているかを確認し、短期間で動いている商品だけを拾っていきます。

たとえば、数日おきにランキングが上がり、在庫数が減っている履歴が続いている商品は、納品後も回転しやすい可能性があります。逆に、90日以上ランキングがほとんど動かず販売履歴が見えない商品は、利益率が高く見えても仕入れは見送ります。価格の安さよりも「どれくらいの間隔で売れているか」を先に確認し、短期間で動いている商品を優先していくと、資金の回り方がつかみやすくなります。

まとめ

せどりの仕入れでは、最初に利益率の数字から商品を探し始めるよりも、「どれくらいの期間で売れているか」「今の資金で無理なく回せるか」「サイズ区分によって手数料が変わらないか」を先に確認していくほうが、途中で手が止まりにくくなります。20%や30%といった目安はあくまで最後に見る参考程度にして、Keepaの履歴やランキングの動きから、30日以内に在庫が動いている商品かどうかを優先して見ていきます。

また、利益率が高く見えても、仕入れ単価が手元資金の10%を超える商品や、サイズ区分が1段階上がる商品は、その場で候補から外して次へ切り替えるほうが資金の流れを保ちやすくなります。FBA手数料や送料を差し引いたあとの手残り金額を基準にし、低利益率でも7日以内に売れている履歴がある商品や、売上実績を積み上げたい段階の商品は優先して納品していく流れが続きます。

利益率という数字だけを追い続けるのではなく、「いくら残るか」と「どれくらいで現金に戻るか」を並べて確認していくと、仕入れの基準がぶれにくくなります。回転日数・資金配分・サイズ区分を先に整えてから候補を絞り込むことで、無理に高利益率を狙わなくても、納品と回収のリズムを作りやすくなります。こうした順番を固定しておくと、仕入れのたびに迷う時間が減り、自分の資金量に合った形で安定して商品を回していくことができます。

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